薬剤師の転職回数の影響は？
薬剤師に限らず、求人市場では「年齢」と同じくらい「転職回数」が内定をもらえる可能性に大きく影響してきます。
薬剤師の転職市場は、まだまだ売り手市場にあるため、転職回数が多少あっても経験があれば他業種よりも内定を得るのも容易となっています。
一般的に、転職回数が3回を超えていると、次の職場を見つけることが困難だと言われていますが、30代や40代であれば、それほど多い数字というわけでもありません。
女性は結婚、出産、育児などを経験することが多く、ライフステージによって働き方が変わってくるため、それだけ転職する機会も増えていきます。
そんな女性が多く活躍する薬剤師業界では、転職回数よりもこれまでのキャリアや働き方が重視される傾向があります。
転職回数が多いと採用に不利か？
薬剤師は、他の職種に比べてニーズの高い市場ですが、転職回数が多ければ転職が不利となってしまう傾向があるのは事実です。
企業としては、採用活動にたくさんの時間とお金を使うため、長期的な勤務を望んでいます。
したがって、転職回数が多いと、すぐに辞めてしまうのではないかと採用を見送ってしまうケースがあります。
なので、転職が初めての薬剤師は、転職回数を増やさないよう、しっかりと事前に企業リサーチを行い、長期的に勤務できる職場を見つけることが重要となります。
いっぽう、転職回数がすでに多い薬剤師は、面接時に退職理由をはっきりと伝えて、今回は長期的なキャリア形成を考えていることをアピールすることが大切です。
転職回数が多い薬剤師へのアドバイス
転職回数を重ねてしまっている薬剤師は、採用担当者に「今度は長く働いてくれる」と思わせることが内定をもらうためのポイントとなります。
また、今までに退職した理由を、マイナスではなく、キャリア形成のためなどプラスの理由で伝えるだけでも、採用担当者に与える印象は変わってきます。
さらに、管理薬剤師やエリアマネジャーなどの重要なポジション経験や認定資格を持っていれば、転職回数の多さをカバーできるため、内定がもらえる確率も高くなります。
他にも、土日休みや残業なしなどの薬剤師求人は人気が集中し競争率も高くなるため、勤務条件を柔軟にすることでも、内定が得やすくなります。
