薬剤師とブランク

ブランクがある薬剤師の転職は不利？

女性が多く活躍する薬剤師業界では、結婚・出産・育児などを理由に退職する人が多くいらっしゃいます。

薬剤師は国家資格であることから誰でも働けるポジションではないため、人材が不足している職場は多く、ブランクがある薬剤師でもニーズがたくさんあります。

子育てがひと段落ついた人や養育費のために、職場復帰を考えている薬剤師さんのなかには、長年のブランクからちゃんと働けるか心配している人もいます。

しかし、企業側も研修制度を設けるなど、ブランク明けの薬剤師がスムーズに職場復帰できるようサポート体制を整備しているので安心です。

ブランクありの薬剤師でも安心して働けるよう、求人を探す段階で研修制度が充実しているかを確認することをおすすめします。

また、転職支援などを行っている人材紹介会社では、ブランク明けの薬剤師を対象に職場復帰のサポートプログラムを提供しています。

内容は多岐に渡っており、保険調剤のフローや薬歴記入、投薬・服薬指導、処方せんの味方などが用意されています。

これなら、日々発展する最新の医療知識や動向を知ったうえで仕事ができるので、復職に躊躇している人は受講してみることをおすすめします。

ブランク明けの薬剤師におすすめなのは研修制度が充実している職場はもちろん、複数の薬剤師が在籍している職場がおすすめです。

小規模の薬局やドラッグストアだと、研修制度がないだけでなく、一人で多くの作業をこなす必要が出てくるため、久しぶりの現場復帰の薬剤師にとっては大変です。

したがって、同僚と共同で作業が行える職場のほうが、少しずつ作業に慣れていくことも可能なうえ、いつでも質問・相談できるため安心できます。

注意したいこととして、6年制薬剤師が誕生してから薬剤師の数が急増しており、今後は新卒採用に力を入れてくる企業も増えてくると予想されています。

そうなれば、中途採用の求人は減少してしまうので、ブランクがあっても気負いせず、積極的に転職活動をすることをおすすめします。