薬剤師の平均年収は地方が高い?

一般の企業に勤める社会人の年収は、地方よりも東京などの都市部のほうが高くなる傾向がありますが、薬剤師は異なっています。

むしろ、東京都や大阪府よりも、島根県や大分県などの地方に勤める薬剤師のほうが、年収は高くなっています。

実際に下記の順位を見ても分かる通り、地方勤務の平均年収が都市部よりも高い金額なのが理解できます。

これには、薬剤師の数との関係があり、東京などの都市部では薬学部を設置している大学が数多くあるため、それだけ薬剤師の数が豊富となっています。

いっぽう、地方では薬学部がない県もあるなど、薬剤師の数が足りていないのが現状で、人材確保のために高い報酬で募集されています。

地域別20代薬剤師の年収TOP5

1位 大分県 年収561万円
2位 山形県 年収542万円
3位 鳥取県 年収538万円
4位 青森県 年収528万円
5位 富山県 年収525万円
1位 大分県 年収561万円
2位 山形県 年収542万円
3位 鳥取県 年収538万円
4位 青森県 年収528万円
5位 富山県 年収525万円

【参考】東京都:年収461万円、大阪府:年収451万円、神奈川:451万円

薬学部の無い県がおすすめ!

薬学部は日本に50大学で設置(または設置届出予定)されており、薬剤師の数は年々増加傾向にあるため、上記のように都市部では人材不足が解消されつつあります。

ただし、秋田県、山形県、茨城県、山梨県、福井県、奈良県、鳥取県、大分県、鹿児島県などには薬学部がありません。

したがって、当該エリアでは、必然的に人材が不足傾向にあるため、薬学部のある地域と比較して年収は高くなります。

実際、地域別年収ランキングで上位に入っている、大分県、鳥取県、山形県は薬学部のない地域となっています。

したがって、薬剤師はUターン就職やIターン就職を希望している人にも魅力的な職業となっています。

薬学部が設置されていない県(2015年4月現在)
秋田県、山形県、茨城県、山梨県、福井県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、山口県、高知県、佐賀県、大分県、鹿児島県、沖縄県
★薬学部が設置されていない県(2015年4月現在)
秋田県、山形県、茨城県、山梨県、福井県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、山口県、高知県、佐賀県、大分県、鹿児島県、沖縄県
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