神保町で働く薬剤師のコラム

薬局は何を基準にジェネリックを選んでいるのか?に対する応酬話法①

患者さんにジェネリックをオススメするとき、どんなお話をしていますか?

まあ良くも悪くもジェネリックが何であるのか認知度も広がってきたので以前ほど説明する機会はないのですが、よく使うのは「効果は先発品と同じで値段が安くなる」というものですね。
患者さんの顔色を窺いながら端折って説明できる判断したら「効果は同じで値段は安い」という説明はよく使います。
ほかにも1割負担で値段が下がることにメリットを見い出せそうじゃなかったら「医療費削減につながって国のためになる」とか、迷っているカンジだったら「ウチの薬局では◯割がジェネリックでお渡ししています」とか、処方医もジェネリックを飲んでいたら「◯◯先生もジェネリック飲んでますよ」とかいう話を織り交ぜて、副作用や効果が悪かったという経験がない限りはジェネリックを選んでもらおうとするわけです。

ここ数年、ジェネリック推進の波の中、ジェネリックのトークみたいなものはこなれてきたところだと思います。
そんな中、とある患者さんからこんな質問が・・・。

「ジェネリックが何なのかは知っているが、薬局はどうやってジェネリックを選んでいるのか?」

聞けば「ひとつの先発品にたくさんのジェネリックがあるのは知っている。
でも、薬局はその中から一つを選んで(自分たちに)勧めてくる。
じゃあ薬局は何を基準にその一つを選んでいるのか?」とのこと。
ほかの薬局さんに聞いたが明確な答えはなかったとのことで、最初は穏やかも次第に口調に熱を帯びはじめ少々おかんむりの様子。
その怒りに面食らいながらも、超得意分野じゃないかと自分に言い聞かせ説明を開始します。

次回につづく…

過去の記事

フロモックスジェネリックの在庫対策はこうだ!①
フロモックスジェネリックの在庫対策はこうだ!②
フロモックスジェネリックの在庫対策はこうだ!③
ジェイゾロフトのジェネリック(セルトラリン)まとめ
ユニシア配合錠のジェネリック(カムシア配合錠)まとめ
エックスフォージ配合錠のジェネリック(アムバロ配合錠)まとめ
カデュエット配合錠のジェネリック(アマルエット配合錠)まとめ
薬局は何を基準にジェネリックを選んでいるのか?に対する応酬話法①
薬局は何を基準にジェネリックを選んでいるのか?に対する応酬話法②
薬局は何を基準にジェネリックを選んでいるのか?に対する応酬話法③

ジェネリックメーカー一覧

ページTOPへ