神保町で働く薬剤師のコラム

第1回
フロモックスジェネリックの在庫対策はこうだ!①

選択肢があるようで実はなかったという経験、ないですか?

ぼくは炭酸水が大好きです。夏場のクソ暑い日なんかはペットボトルで1日2,3本は軽く消費ぐらい飲んでいます。

今では自称・愛飲者なぼくですが、飲み始めた当初は、セブンイレブンのプライベートブランドの炭酸水を買うか、ファミマでWILKINSONを買うかという、今となってはどうでもいい選択をしていたことがあります。

そんなある時、これまた本当にどうでもいい些細なことなのですが、ふと炭酸水の原材料が気になって表示を確認したことがあります。そこにあるのは当然、水と二酸化炭素の文字。納得と安心。

自分は、紛れも無く、正真正銘、近くの公園で蛇口をひねれば手に入る水と、24時間絶え間なく自ら吐き出している二酸化炭素という、本来タダで手に入るものをお金で買っているんだという少しこじれた優越感。WILKINSONを買った日には、赤いラベルを眺めながらリッチな気分に浸っていたことすらありました。

しかしある日、気づいてしまったんです。セブンイレブン炭酸水の、原材料名の下に記された衝撃の文字に・・・。

製造者 東京都墨田区吾妻橋1−23−1 アサヒ飲料株式会社

WILKINSONは知っていました。アサヒがつくってるって。だってラベルに「Asahi」ってスーパードライと同じフォントが踊ってますからね。でもセブンイレブン炭酸水はアサヒが供給しているとは夢にも思ってなかった。

結局、選択肢があるようで実はなかった。

選んでいるようで選ばさせられていた。

どちらを飲もうが、アサヒがつくった炭酸水。そもそも水と二酸化炭素なんで誰がつくったとか関係ないのでは?というツッコミはさておき・・・。

…次回に続く

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